日常の喧騒をちょっと離れて、気の合うおじさん2人で小江戸・川越へ。
レトロな街並み、懐かしいお菓子、そして芋スイーツの誘惑などなど。
以前に下調べした川越の魅力を、今度は実際に歩いて確かめてきました。
肩肘張らず、のんびりと。
そんな「ほっこり散歩」の様子を、写真とともにお届けします。
目次
本川越駅からスタート(10:00)

朝10時、本川越駅に到着。
改札を抜けると、ひんやりとした秋の空気を感じることができました。
前回の江ノ島・鎌倉は暑くて大変でしたが、今日は心地良い気候です。
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「さて、今日の目的は『ほっこり』だな。」
そんな言葉を交わしながら、ゆるりと歩き始めるおじさん2人。
特別な予定はないけれど、気の向くままに川越の街を感じてみようという、そんな気持ちでスタートした。
②喜多院:静けさと歴史に包まれる時間

駅から歩いて数分、喜多院の境内に足を踏み入れると、街の喧騒がすっと遠のいていく。
広々とした敷地には、紅葉が色づき始めた木々と、足元に広がる苔のじゅうたん。
風が枝を揺らす音だけが静かに響いていて、まるで時間がゆっくり流れているような感覚になる。
3連休の中日でしたが、それほど混んでなく、ゆっくり過ごすことができました。
喜多院は、江戸時代に徳川家と深い縁を持った由緒ある寺院。
境内には家光公の誕生の間が残されていて、歴史好きにはたまらないスポットだ。
建物の重厚な佇まいと、庭の静けさが、川越の「小江戸」らしさをしっかりと感じさせてくれる。




③本丸御殿:武士の気分でちょっと背筋が伸びる

喜多院から少し歩いて、川越城の本丸御殿(見学料100円)へ。
門をくぐると、ふっと空気が変わる。
靴を脱いで畳の上に足を踏み入れると、ふわりと漂うい草の香り。
磨かれた木の柱や障子の質感が、どこか背筋をしゃんとさせてくれる。
広間に立つと、静けさが際立つ。
外の光が障子越しにやわらかく差し込み、空間全体が穏やかな時間に包まれているようだった。
畳の広がりを眺めながら、武士の気分をほんの少し味わってみた。
川越城の本丸御殿は、現存する数少ない城の御殿建築。
歴史の重みを感じながらも、どこか親しみやすい空間で、静かな時間を過ごすことができた。




④氷川神社:七五三で大賑わい

本丸御殿を後にして、氷川神社へ向かうと、境内は七五三の晴れ着姿でにぎわっていた。
家族連れの笑顔があふれ、写真撮影の声が飛び交う中、どこか華やかな空気に包まれている。
今日ここまでに訪れた場所の中で、一番賑わっていたのが氷川神社です。
七五三だけでなく、結納の儀式が厳かに行われていたのも印象的でした。
華やかさと静けさが同居する氷川神社。
季節の風景と人々の想いが交差するこの場所で、ほんの少し心が柔らかくなるような時間を過ごした。




⑤ランチ:台湾料理『パンダ』でほっと一息

氷川神社近くの中華料理屋を探したら、すぐ目の前に「台湾料理 パンダ」を発見。
口コミの評価が高くなかったので、少し心配でしたが行ってみることに。
お客さんが結構入っていたので、チャレンジしてみることに。
中華系の店員さんは日本がペラペラだったので、簡単に注文をすることができました。
平日ランチだと800円(税別)のものもあったのですが、日曜だったため定食1080円(税別)から選びました。
台湾ラーメンとエビチリのセットにしたのですが、鶏肉料理まで付いているじゃないですか。
他にもサラダ・杏仁豆腐まで。
これで1080円は驚きです!
それに量が半端なかったです。

お腹いっぱいになり過ぎて大満足でした。
⑥午後の散策:時の鐘〜菓子屋横丁〜蔵造りの街並み

ランチでお腹を満たしたあとは、午後の川越をのんびり散策。
まずは、川越のシンボル「時の鐘」へ。
木造の塔が空に向かってすっと伸びていて、どこか凛とした佇まい。
続いて向かったのは、童心をくすぐる菓子屋横丁。
細い路地に並ぶ駄菓子屋の店先には、色とりどりの飴やラムネ、懐かしいおもちゃがずらり。

この辺りは混んでいて写真を撮るのが難しかったです。

ちょうどブルーインパルスの編隊飛行が行われており、そちらを撮ってみました。
最後は、蔵造りの街並みをゆっくりと。
黒塗りの重厚な建物が並ぶ通りは、まるで時代劇のセットの中を歩いているような感覚。
レトロな看板や格子窓、軒先の飾りまで、どこを切り取っても絵になる風景に、つい写真を撮りすぎてしまう。
2人ともここでスマホの充電切れ。
実は、今年になってPhilips製のモバイルバッテリーを購入して使っていたのですが、半年もしないうちに充電ができなくなり、少し隙間ができてきたので買い替えをしました。
最近、Xiaomi製のモバイルバッテリーを購入したばかりで初めて使いましたが、急速充電ができ使い勝手が良かったです。
⑦本川越駅に戻って(15:00):ほっこり旅の余韻
気づけば時計は15時。蔵造りの街並みを後にして、本川越駅へと戻ってきた。
朝と同じ場所なのに、どこか違って見えるのは、きっと心が少し柔らかくなったからだろう。
「たった5時間なのに、なんだか遠くまで旅した気分だな。」
そんな言葉を交わしながら、今回の川越(小江戸)散策は終了。
お昼を食べ過ぎたので、楽しみにしていた夜ご飯はなしということに。
川越の街は、派手さはないけれど、歩くほどに味わいが深まる場所だった。
歴史に触れ、駄菓子に笑い、そして静かな時間を共有する。
おじさん2人の「ほっこり散歩」は、心にちょうどいい余白を残してくれた。
次回は、港町・横浜へ。
今度はどんな景色と出会えるのか、今からちょっと楽しみ。

