日本には多くの温泉がありますが、種類の違いまで知っていましたか?
私は今日まで知りませんでした。
温泉に行った時は効能などを見ますが、行く前に調べて行くことはないのではと思います。
同じ県にある温泉でも場所によって種類が違います。
東山温泉 種類:硫酸塩泉 効能:きりきず・皮膚乾燥症
大塩温泉 種類:二酸化炭素塩泉 効能:冷え性・自律神経不安定症
事前に温泉の種類と効能まで調べておくと、今の自分にあった温泉に行くことができるのではないかと思いました。
今回は10種類の温泉と、代表的な温泉地を見ていきたいと思います。
温泉の種類
温泉といっても泉質の違いによって10種類に分類されることを知っていましたか?
種類の違いによって効能も変わってきます。
温泉に浸かって普段の疲れを取りたいものです。
せっかく温泉に行くのであれば、今の自分にあった温泉に行った方が嬉しいですよね。
①二酸化炭素塩泉
炭酸ガスを含む温泉です。
一般的に泉温が低く、体に気泡がつく泡の湯となっています。
効能:冷え性・自律神経不安定症
代表的な温泉地:大塩温泉(福島県)、中子沢温泉(新潟県)、長湯温泉(大分県)など
②硫酸塩泉
鎮静効果があると言われています。
また、高血圧や脳卒中にも効果があると言われています。
効能:きりきず・皮膚乾燥症
代表的な温泉地:東山温泉(福島県)、赤倉温泉(新潟県)、四万温泉(群馬県)など
③単純温泉
含有成分が一定量に達していない刺激の少ない湯となっています。
誰にでも合う温泉と言えると思います。
効能:不眠症・うつ状態・自律神経不安定症
代表的な温泉地:鬼怒川温泉(栃木県)、下呂温泉(岐阜県)、道後温泉(愛媛県)など
④硫黄泉
独特な匂いで温泉らしい湯となっています。
湯あたりしやすい泉質でもあるので注意が必要です。
効能:アトピー性皮膚炎・慢性湿疹
代表的な温泉地:万座温泉(群馬県)、白骨温泉(長野県)、霧島温泉(鹿児島県)など
⑤塩化物泉
塩分を多く含む湯です。
塩の成分に保温効果と殺菌効果があると言われています。
効能:きりきず・冷え性
代表的な温泉地:和倉温泉(石川県)、熱海温泉(静岡県)、有馬温泉(兵庫県)など
⑥炭酸水素塩泉
美肌の湯と言われる。
皮膚の表面の脂肪や分泌物を洗い流すクレンジング効果があると言われる。
効能:きりきず・皮膚乾燥症
代表的な温泉地:支笏温泉(北海道)、十津川温泉(奈良県)、別府温泉(大分県)など
⑦含鉄泉
鉄分を多く含むため茶褐色の赤湯が多い。
飲用すると貧血や更年期障害などに効果があると言われる。
効能:貧血
代表的な温泉地:登別温泉(北海道)、鳴子温泉(宮城県)、雲仙温泉(長崎県)など
⑧酸性泉
抗菌力のある湯です。
特に皮膚病に効果が高いと言われる。
効能:アトピー性皮膚炎・糖尿病・表皮化膿症
代表的な温泉地:玉川温泉(秋田県)、蔵王温泉(山形県)、草津温泉(群馬県)など
⑨放射能泉
放射性物質「ラドン」を含む湯。
痛風に効果があると言われる貴重な湯でもある。
効能:痛風・関節リウマチ・強直性脊椎炎
代表的な温泉地:栃尾又温泉(新潟県)、湯の花温泉(京都府)、三朝温泉(鳥取県)など
⑩含よう素泉
うがい薬に入っているヨウ素が含まれる湯。
殺菌作用が強く、全身の代謝を促進し、内臓の働きを活性化すると言われる。
効能:高コレステロール血症
代表的な温泉地:大手町温泉(東京都)、白子温泉(千葉県)、佐土原温泉(宮崎県)など
pH11・3のアルカリ性泉
pH値10以上の強アルカリ性泉は世界でもレアな湯となっている。
アルカリ性が強いとクレンジング効果が高く、言ってみれば化粧水に浸かるような感じではないでしょうか。
そんなpH10以上のアルカリ性泉の名湯として、神奈川県厚木飯山温泉の「元湯旅館」と埼玉県都幾川温泉の「旅館とき川」がある。
両館ともpH11・3を誇る名湯で、東京からも近いため、一度は行ってみたいと思います。
まとめ
温泉に行きたいと思うことが多くありますが、温泉選びをする際の基準としては、①ホテル・旅館、②料理、③観光名所といったところです。
温泉の種類や効能について調べることはありませんでした。
今回、温泉の種類や効能について知り、次回の温泉旅行からは泉質や効能を事前に調べて行こうと思いました。
海外旅行にはまだまだ行けないですが、国内旅行には行けるようになりましたね。
注意しながら温泉に行けたらいいなと思います。