海外にいてもネットで日本のニュースを見ています。
そんな時、「自分はやっぱり日本人なんだな」とつくづく感じます。
海外に住んでいても年1回は一時帰国していますし、今後日本に住むこともあるだろうなと考えています。
海外に住みついた華僑の人たちは凄いですね。(海外どこにいっても中華街がありますし)
さて、本題ですが、海外生活をしていて今回のコロナウィルスの対策を見ると、日本は甘い気がします。
海外では外出禁止令が出ていたり、全フライトを停止したりと、本気で感染を防ぐための政策が出ていたりします。
また、飲食店を含めお店が完全休業していたりもします。
日本の事情もあるとは思いますが、感染がこれ以上広がらないことを祈るばかりです。
海外のコロナウィルス対策
タイの日本大使館のホームページを見ると衝撃的な情報が掲載されていました。
2020年4月4日〜6日のタイへの全フライトを一時停止します。この期間中のフライトは全て3日後に延期されます
タイでは4月3日、「夜間外出禁止令」が発出されたばかりでしたが、全フライトの一時停止とは。
厳しい対策を取っていますが、本気でコロナウィルスの感染を防ごうとしている意思が感じられあす。
フィリピンの日本大使館を見ると、
強化されたコミュニティ隔離措置の対象地域にいる者に対し,マスク等の着用が義務化されます。
「義務化」とあります。
日本のように「要請」でありません。
また、フィリピンのドゥテルテ大統領は、厳しい移動制限の措置に対し「違反者がトラブルを起こすようなら、射殺するよう警察と軍に命じた」と述べたとあります。
日本に比べ、遥かに厳しい対応となっています。
「外出自粛要請」の日本とは大違いです。
日本の外務省のホームページ
海外生活をする際、在留届を出しています。
そうすると登録したメールアドレスに緊急の連絡が届くようになります。
在留届には2種類あり、3ヶ月以上滞在する人用の「滞在届」と、旅行などの短期滞在用の「たびレジ」というものがあります。
どちらでも滞在している国の正式な緊急情報をメールで配信してくれるので、今回のような緊急事態では非常に助かります。
滞在国における情報以外に、日本の状況を確認するために「外務省のホームページ」を確認することもありますが。。。
この「外務省のホームページ」が意外と見にくくて困りものです。
たとえば、トップページにある「新型コロナウイルス感染症(外務省 安全ホームページ)」を開くと、「全世界に対する感染症危険情報の発出」(レベルの引き上げ又は維持)」というリンクがすぐ目に入ります。
「全世界に対する感染症危険情報の発出」(レベルの引き上げ又は維持)」のページの危険度を確認しようとすると(1)(2)(3)(4)とあり、色々な国が書かれています。
ただ、危険度が最後に書かれているので、ぱっと見では理解が難しかったです。(私だけかもしれませんが)
また、現在どの国で入国制限が行われていたり、入国後の行動制限が行われていたり、トランジットに関する制限が行われていたりするかが、分かりにくくなっています。(その国の大使館のリンクがあるので、そこで確認する必要があります)
海外から帰国することが難しくなっていますので、確実な情報を手早く収集出来るホームページを作ってもらえると嬉しいです。
「緊急事態宣言」はいつ出るのか
安倍総理の口から「緊急事態宣言」が出されるのはいつになるのでしょう。
2020年4月4日(土)、東京都で118人が新型コロナウィルスに感染しています。
118人の中で81人が感染経路不明となっています。
もう十分過ぎるほど緊急事態だと思うのは私だけでしょうか。
アベノミクスに代表されるように、安倍総理は景気に関心が強いのではと思いますが、経済や景気よりもまずは国民の生命が重要だと強く思います。
「緊急事態宣言」により、経済活動が停滞し景気に影響が及ぶことは確かに予想出来ます。
しかし、これ以上コロナウィルスの感染者を増やさないようにしないと、医療崩壊が起こりどうにもならなくなってしまうのではないかと心配です。
「各家庭に2枚の布マスクを配る」というニュースを見て、本気で対策を考えているのか不安になってしまいました。
確かにマスクは必要ですが、それにしても国の政策として他にやるべきことがあるのではと思うのですが。。。
「緊急事態宣言」が出ても
最近のニュースで「緊急事態宣言」についての記事が多くなっています。
いつ「緊急事態宣言」が出るのか気になるところですが、「緊急事態宣言」が出たらどうなるのかの方が気になります。
ニュースサイトを見ると、小池知事の話では、
- 都民に外出の自粛などを要請
- 各施設やイベントの主催者には施設の使用停止などを要請
上記のように書かれているサイトが多かったです。
ここで注目する点として、あくまでも「要請」なのでどれくらい効果があるかという点です。
罰則がないので、実行力がどれくらいになるのかも未知数です。
在宅ワークが認められない会社員は外出の自粛は厳しいと思いますし。。。
まとめ
中国の武漢から始まった「新型コロナウィルス」は世界中に広まってしまいました。
世界各国の終息まで時間がかかりそうです。
今のところ日本は欧米に比べると感染は広まっていないように見えますが、検査をしてる人数の違いもあると思います。
「医療崩壊」という言葉も見る回数が増えていますが、今後も感染者が増え続くと病床が足りなくなってしまうことでしょう。
厚労省が「症状が軽い場合は自宅や宿泊施設での療養を検討するよう各自治体に通知した」とのことですが、家族への感染や宿泊施設の費用などについては考えているんですかね。
国として責任を取りたくないといった感じがするのですが、世界的な危機を乗り切るためにも国内の政策においてリーダーシップを取ってもらいたいものです。