熱帯のタイという国は、仕事でもいい加減なことが多かったです。
タイ人の気質を表す言葉に「マイペンライ(ไม่เป็นไร)」という言葉があります。
意味は「大丈夫」「問題ないよ」といった感じです。
仕事で失敗しても「マイペンライ(ไม่เป็นไร)」で済ませてしまうことが多々ありました。
それも失敗した人が言うのですから・・・。
タイに住んで2年目になると、もう諦めが入っていたので、イライラすることも少なくなりました。
その後、ドイツに住みましたが、ドイツも相当いい加減でした・・・。
時間通りには来ないタイ人
部屋にインターネットを引くことになり、業者に予約をしました。
◯月◯日の午前10時に来てもらう約束になっていたのですが、12時になっても来ません。
電話で問い合わせをしてみると、
「今向かっているところだから、後10分で着くよ」
と言われました。
実際に来たのは30分後でした。
約束の時間よりも2時間30分遅れです。
それでも「ごめんなさい」とは言わず、「マイペンライ(ไม่เป็นไร)」ですからね・・・
タイで乗った最悪のタクシー
タイのタクシーは料金が安いので、よく利用していました。
運転手によって対応が全く違うので注意が必要です。
特にメーターを使わないタクシーには乗らないようにしましょう。
私が乗ったタクシーで忘れることが出来ない最悪の出来事を書きたいと思います。
ちょっとした用事で、17時までに行かなくてはならない場所があり、タクシーを利用しました。
夕方の時間帯で、道は大渋滞です。
バンコクの渋滞は有名ですので、知っている方も多いと思いますが、本当に動きません。
それでも余裕をみて出かけているので、心配はしていませんでした。
ぼんやり窓から外を見ていると、急にUターンしたので、
「行き方を変えるの?」と運転手に確認すると、
「渋滞で進まないので、帰る!」との返事が返ってきました。
「ちょっと待って!」と言ってもUターンしてしまったので、目的地には行けません。
「ここで降りるから!」と伝えると、
「ここまでの料金を払え!」と。
渋滞のど真ん中で料金を払ってタクシーから降りましたが、他のタクシーがおらず、40分ほど暑い中を汗だくになって目的地まで歩きました。
タイのタクシーは、お客を乗せていても運転手の気分で行き先が変わってしまうのにビックリしました。
ドイツもいい加減でした
ドイツと聞くと、しっかりしているイメージがありませんか?
私はドイツに赴任するまでは、しっかりしているだろうと思っていました。
しかし、実際に住んでみると、タイと同じで相当いい加減だったことに驚きました。
時間通りに来ないドイツ人
まず、タイ人と同じで、時間通りには来ないですね。
といいますか、約束の日に来なかったこともあり、タイ人以上にいい加減だなと思いました。
部屋の修理で業者を頼んだ時、◯月◯日10時に予約をしていました。
11時になっても来ないので、電話で確認をしてみると、
「今日は行けなくなった」とのこと。
こちらから確認をしてなかったら、ずっと待っていることになっていました。
何度も請求が来る保険会社
ドイツで現地の保険を使って病院へ行ったことがあります。
大抵の場合は保険でカバーされるのですが、たまたま10ユーロの請求が来たことがあります。
すぐに銀行から振込をしました。
しっかりと控えも持っていました。
しかし、翌月また同じ10ユーロの請求が来ていました。
会社のドイツ人に見てもらいましたが、銀行からの振込明細があるので、大丈夫とのことでした。
振込日と請求書の発送日の関係で来ただけだろうと言われ、何もしないでおきました。
すると、さらにその翌月に同じ請求書が来るではありませんか。
会社のドイツ人に保険会社に電話で確認をしてもらったところ、保険会社側のミスだったことが発覚。
これで一安心と思っていたら、翌月も同じ請求書がくるではありませんか・・・。
結局、再度電話をしてもらい、ようやく解決しました。
最後に
日本で生活をしていると、時間通り電車が来たり、約束の時間に業者が来たりするのが普通です。
しかし、日本ほど時間が守られている国はあまりないのではと思います。
旅行で海外に行った場合、それほど不自由を感じないかもしれませんが、住むとなると非常に大変です。
もちろん良い部分も沢山ありますが、日本の感覚でいるとイライラすることが多くなってしまいます。
もしこれから海外に住もうと思っている方がいましたら、一つアドバイスがあります。
「日本と違うから仕方ない」と思うようにするのが大切です。
いわゆるタイ人気質の「マイペンライ(ไม่เป็นไร)」と自分も言えるようになると、海外生活を楽しむことが出来ると思います。
これからも『ブログです』を宜しくお願い致します。